VPN接続とはネットワークを簡単に構築できる画期的な技術です。
WEBサイトのSSL(Secure Sockets Layer)やメールの暗号化技術などはもともとありました。
ですが今のネットユーザーはSSL化したサイトだけを使うわけではありません。SSL化していないwebサイトは無数に存在しますし、ブラウザではなく、アプリを使うこともあります。
サービスの多様化に伴いインターネットを利用する全ての通信(アプリケーションの利用も含む)で常に暗号化通信を行いセキュリティを高めておきたいといったニーズが高まってきました。
そうした要求に対して最も有効な手段がVPN(Virtual Private Network)です。
この記事ではVPN接続について詳しく解説しますが、まずは大前提として、どのような人がVPNを入れておいた方が良いかをお伝えしておきます。
- カフェやホテルなど、第三者が管理しているWi-Fiを使う人
- 会社以外で仕事をする人(テレワーク、フリーランス)
- スマホやPCでお金を扱う人(買い物、ネット銀行)
- 海外版の動画サイトとかを楽しみたい人
町中にあふれているフリーWi-Fiは実はかなり危険が潜んでいます。
VPN接続をせず、暗号化をしていない環境で通信を行うと、下記の様なものを盗まれるリスクがあります。
- お金
- クレジットカードなどの情報
- 仕事の情報(個人情報や作成したデータ、書類)
- メールアドレス
偽物のフリーWi-Fiに接続させることができれば、ハッキリ言ってなんでもできます。
- 仕事のデータを盗まれて情報漏洩 → 訴訟問題に
- SNSを乗っ取られる → 知り合いや親が詐欺被害に
- クレジットカードや銀行情報 → お金を盗まれる
- ショッピングサイトのログイン情報が盗まれる → 勝手に高額な買い物をされる
クレカやネットショップ、銀行のIDやパスワードを盗めば、金品を奪うことができます。
メールアドレスを盗めば不正請求したり、ブラックマーケット で売買できます。
また、ネットショップのパスワードを再設定して使い放題…なんて悪用手段もあります。
フリーランスやテレワークの方は、仕事に関する情報(個人情報、データや制作物)を盗まれてしまえば、訴訟問題に発展するレベルです。
実はこのような通信を盗む行為は、技術的にはあなたが思っているより遥かに簡単です。
下記の様な場所は常にリスクに晒されています。
- フリーWi-Fi
- 個人宅のWi-Fi
- 専用線、VPNを使っていないオフィスのWi-Fi
要するにハッカーや技術のある悪人からすると、専用線かVPN接続を使っているオフィス以外は、どこでもターゲット候補なわけです。
テレワークやフリーランスなど、外でWi-Fiを使う方は、絶対にVPNを使うべきです。
最近は気軽にフリーランスをしている方も多いですが、個人とはいえクライアントからしたら取引先です。その辺りはしっかり安全性を確保しておくべきです。
この記事は、
- VPN接続の仕組み
- VPN接続でできること
- 身近に潜む危険
についてネットにうとい方でも理解できるよう、図解や例えを入れながらわかりやすく解説していきます。
今最もコスパが良く、かつセキュリティの強固さを考えると、MillenVPNが最もおすすめです。
料金も月額396円〜のワンコインから、信頼性が非常に高い最高品質のVPNを利用できるので、ぜひ頭に入れておいてください。
VPN接続サービスで迷っているのなら、MillenVPNの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
当サイトがMillenVPNを推奨する理由について、下記の記事で詳しく解説しています。
下記の記事で、MillenVPNを含む、当サイトが厳選したVPNサービス3社を徹底的に比較しています。
本文ではVPN接続とは何か…という仕組みの部分について解説していきます!
VPN接続とは?
まずは用語の解説からいきましょう。
ここはよくわからなくてもOKです!中盤で図解を交えてわかりやすく解説しますので!
ここはなんとなく流し読みしてOKです。
VPNとは「Virtual Private Network」の略式名称で「仮想専用回線」という意味を持ちます。
専用の回線を仮想的に構築する若しくは提供するサービス全般を指します。
企業では昔から使われていた手段ですが、以前は企業ごと・拠点ごとに専用回線を敷設する必要がありました。
この方法により第三者による通信の盗聴の危険性は極めて低くすることができましたが、専用回線が非常に高額であることが最大のネックでした。
そこで登場したのがVPNです。
VPNの登場により全ての利用者は、通信事業者の提供する公衆回線上に仮想の専用線を構築してより簡単にそして低コストで利用できるようになりました。
VPN接続の仕組み
VPN接続する拠点に、VPNに対応したルーターを設置し相互接続します。
こうすることで通信が暗号化され外部からは非常に読み取りが困難な通信網となります。
イメージとしては遠く離れた拠点同士を有線LANケーブルで接続するようなもので、外出先のデバイス(パソコンやスマホなど)を使って社内ネットワークに参加することも可能です。
今では一般的に使われるようになったNAS(Network Attached Storage)にもVPNサーバー機能がついている製品は多くあります。
「外部からNASのVPNサーバーを使って自宅や社内のネットワークに接続する」といった使い方ができるものもあります。
VPN接続されたデバイスにはIPアドレス以外にもプライベートIPアドレスというものが割り振られます。
VPN接続を超わかりやすく解説すると…
一応、一般論としてVPNの概要を説明しましたが、ここから、もっとわかりやすく図解を交えながら解説していきましょう!
VPN接続する拠点にルーターを設置
VPNで接続するというのは、イメージ的に下記のような形になります。
VPNを導入すると、あなたの端末(スマホ・PC)と、通信する先(LINEでもYoutubeでも、ウェブサイトでもすべて)の間に、VPNサーバーという場所を通るようになります。
ここをVPNサーバーによって、セキュリティに強い通信になります。
あなたの通信が保護され、他人から覗き見することができない通信に変化する仕組みです。
普通の通信の危険性
セキュリティが強くなります…だけだと、具体的に何が変わっているのかがわからないと思います。
なので、どの様にセキュリティが強くなるのかをお教えしましょう。
まずは普通の通信をしている場合と、VPN接続した通信の違いを見てみましょう。
このように保護していない普通の通信というのは、荷物をそのまま郵送しているようなイメージです。
まず、荷物が入ったダンボールを見るだけで、
- あなたの住所
- 送り先の住所・電話番号
がわかりますよね。
荷物を盗めば、
箱を開けて、中身を見ることができます。
中身は、
- お金が入っていれば、お金
- クレジットカードのパスワードを書いた紙があれば、パスワード
- メールアドレス
- 買い物した物
など、色々あると思いますが、入っているものは全て盗むことができます。
そしてインターネットの通信セキュリティで最も厄介なのが、普通の荷物と違って盗まれたことに気付きにくいという点です。
普通の郵送物なら、誰かに盗まれたら、相手に届かなくなりますよね。
ここであなたは、郵送物が盗まれたことに気づくことができるわけです。
ですが、通信の場合は「コピーして盗む」ことができます。
つまり、悪い人にあなたの荷物を盗まれても、送り先にちゃんと届くわけです。
このおかげで、盗まれたことにすら気づかないわけです。
VPN接続はなぜ安全?
では次にVPNを使った通信に切り替えると、どのように安全になるのかを解説しましょう。
カプセル化(中身・宛先・発送元を隠す)
VPNを使った通信は、カプセル化という仕組みを利用します。
普通の通信では丸裸だったダンボールを、真っ黒いカプセルで包んで、中身が分からなくするようなイメージです。
ダンボールごとカプセルに包み込むので、荷物の中身意外にも、
- 発送元
- 送り先
も見えなくなります。
つまり、通信で言うと、
- あなたの端末情報(パソコン・スマホ・居場所など)
- 通信している先(見ているウェブサイト・LINE・メールなど)
これらが全て、他人がのぞき見することができなくなります。
厳密には、覗き見しても「どこ宛て」の「何」なのか、全くわからない状態になります。
この様にハッカーなどの悪者が、あなたの通信に接続したとしても、意味不明な文字が出てくるだけで、何も見ることができません。
あなたの通信をのぞこうとする悪者からすると、
- あなたの端末がどこにある何なのか
- あなたが何をしているか
- どこと通信しているのか
- っていうかあなたがどこの誰なのか
すべて全く分からないため、悪いことのしようがありません。
悪者の目線で見ると、
目の前を何か(図の黒いカプセル)が通っているが、
- どこから来て
- 何が入っていて
- どこに向かっているのか
何も分からないわけです。
VPNを使ったこの状態で悪者がわかるのは「どこかの誰かがネット使ってるな〜」ということだけ。
なので悪用されるリスクが極端に低くなり、セキュリティが強くなるという仕組みです。
カプセル化した通信は悪用されないの?
VPN接続で安全性が高まるのは、カプセル化によって「通信内容」が完全に隠されることがポイントです。
ですが「カプセルを開けられたらダメじゃん」と思った方がいるのではないでしょうか。
確かに、カプセルと言うと簡単に開けられそうな感じがするのですが…
実はVPN接続で使われるのは「暗号化技術」を使ったカプセルで、無関係の人間が開けることは非常に困難です。
この様にVPN接続でカプセル化された通信は、暗号化された鍵(キー)を持つ相手しか開けることができません。
そしてこの鍵(キー)は、正しい相手しか解くことができない暗号になっています。
暗号のイメージはこんな感じです。
【暗号のイメージ】
Q:問題
あなたの生年月日+おばあちゃん生年月日+ペットの年齢+パソコンの製造番号
A:答え「○△□」
この「○△□」を入れると、カプセルが開いて中身を取り出せる。
つまり、暗号を解くと、パスワードの様なものがわかるわけです。
そしてそのパスワードをいれない限り、カプセルは絶対に開かないと仕組みが、VPN通信なんですね。
もちろんVPNで使われる暗号はこんなに簡単なものじゃないです。
暗号のイメージをわかりやすくいうと、リアル脱出ゲームの「難易度MAX、レベル鬼!絶対誰も解けません!バージョン」みたいな感じですね。
このようにハッカーや悪い人たちからすると、VPN通信だけが中身が見えません。
彼ら目線では、VPN通信はまるで中が除けないトンネルを通っているように見えます。
なのでVPNで使われるカプセル化した通信のことを、トンネリングと呼びます。
今最もコスパが良く、かつセキュリティの強固さを考えると、MillenVPNが最もおすすめです。
料金も月額396円〜のワンコインから、信頼性が非常に高い最高品質のVPNを利用できるので、ぜひ頭に入れておいてください。
VPN接続サービスで迷っているのなら、MillenVPNの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
当サイトがMillenVPNを推奨する理由について、下記の記事で詳しく解説しています。
下記の記事で、MillenVPNを含む、当サイトが厳選したVPNサービス3社を徹底的に比較しています。
何をされる危険がある?…VPN接続を使わないリスク
これまでの説明でVPNがなぜ安全な通信を行えるのか、その仕組みがわかったと思います。
ですが今の現状では、VPNを使った方が安全なのはわかったけど、お金をかけてまで入れる必要があるのか…が気になると思います。
そこで、ここからは
- VPNを入れていないと起こりうる危険
- VPNを入れておいた方が良い場面・場所
について一挙にご紹介してきます。
危険は思ったより身近に潜んでいます。
おそらくあなたが今まで、いかに危険な状態でインターネットに接続していたか…反省することになるはずです。
今まで危険な目に合っていない方も、運がよかっただけだと気づけると思います。
VPNを使わないと起こり得る危険リスト
まずはVPNを使わない、丸裸の通信の場合、ハッカーや悪者たちは、どの様なことができるかを知っておきましょう。
- あなたのお金で買い物をされるパターン
- お金を直接盗まれるパターン
- 仕事上の書類・データを盗み、売買されるパターン
- ウィルスを入れられるパターン
この様な危険が常に私たちの周りには潜んでいます。
あなたのお金で買い物をされるパターン
買い物をされるパターンは非常に起こりやすいです。
例えばあなたがネットショップで買い物をしているときのIDやパスワードが見られたら、あなたのアカウントで買い物ができてしまいます。
またクレジットカード情報を見られてしまったら、ハッカーはどこでも買い物し放題になります。
クレジットカード情報は入れてないよ!って言う方でも、ショップにログインできれば、荷物の送り先住所を変更することも簡単にできてしまいます。
ネットショップのログイン情報がわからなくても、ショップに登録しているメールアドレスさえわかれば、パスワードを再設定は簡単です。
そうなるとそのネットショップは、あなた名義でハッカーが自由に出入りできるお店に変わります。
お金を直接盗まれるパターン
ネット銀行を利用している方は、銀行のログインIDやパスワードを見られてしまえば、簡単にあなたの口座にアクセスすることができます。
銀行のサイトのセキュリティはちゃんとしているから盗めないだろ!って思うかもしれませんが、意外と簡単にできてしまいます。
フリーWi-Fiなどに接続していれば、あなたが『〇〇銀行』にアクセスしようとしていることが丸見えです。
そこで、あなたが使っているネット銀行のログイン画面のそっくりな画面を、あなたのスマホに表示させたら…
IDとパスワードをあなたから直接教えてもらうことができます。
アクセスするのはWi-Fiを設置した悪者のサイトなので、銀行サイトのセキュリティは無関係です。
そんなことできんの?と思うかもしれませんが、あなたが悪い人が設置したWi-Fiに接続した時点でできるようになります。
通信に割り込んで別のサイトを表示させることは、技術がある人なら簡単にできてしまいます。
この様なケースも、VPNを導入していれば、安全です。
仕事上のデータや個人情報を盗み、売買されるパターン
仕事で使っているデータを盗まれると、悪い人たちはさまざまな方法でお金にすることができます。
単純に脅迫してお金を奪うケースもありますし、ブラックマーケットで売買されることも多々あります。
メールアドレスが盗まれれば、不正請求を送りつけることもできるようになります。
払わないで済んだとしても、仕事関係の人に不正請求が一挙に送られる可能性があるわけです。
現に個人情報流出の事件は頻繁に起きていますよね。
また、「自分の個人情報なんて盗まれても別に困んないでしょ」みたいな楽観的な方もいるようですが…
メールアドレスがわかれば、あなたになりすまして、誰かにお金を振り込ませたり…
住所や電話番号がわかれば、空き巣や強盗のターゲットにもなります。
最悪の場合、海外に出回ってテロ活動に利用されるなど…
思っている以上にあなたの個人情報は、犯罪者にとって便利なアイテムなんです。
ウィルスを入れられるパターン
マルウェア といったウィルスを使えば、あなたのパソコンやスマホから大量の情報を抜き出すことができます。
(電話帳やLINE、SNSの友達、クレジットカード情報など)
これらも今説明したような、さまざまな犯罪に使える情報です。
VPN接続を使わないと危険な場所リスト
VPN接続を使っていない通信から、どのような悪さをすることができるかを解説しました。
では、次にどんな場所が危険なのかを見ていきましょう。
具体的には、これらの場所や場面ではすべて危険があります。
- フリーWi-Fi
- 自宅のWi-Fi
- 十分なセキュリティ対策を実施していない中小企業
必ずあなたにも関係があるはずです。
フリーWi-Fiは一番危険
街中にはさまざまなフリーWi-Fiが溢れています。
- マクドナルド
- スタバ
- その他コンビニ
- 空港のWi-Fi
などなど、僕たちの生活には常にWi-Fiが飛んでいます。
ほとんどの方が、一度はつないだことがあると思います。
ですが、フリーWi-Fiは、あなたが思っているよりめちゃくちゃ危険が潜んでいます。
- フリーWi-Fi自体に侵入し、あなたの通信を盗む
- 偽のフリーWi-Fiを設置し、あなたの通信を盗む
とりあえず、
- あなたが接続しているWi-Fiに侵入する
- または、悪者が設置したWi-Fiに接続させる
このどちらかができれば、あなたの通信は全て丸見えになります。
フリーWi-Fiの中でも、どこが設置しているかわからないもの…いわゆる「野良Wi-Fi」には、接続してはいけないと知っている方も多いと思います。
じゃあ、マクドナルドやスタバなど、信頼できる企業のフリーWi-Fiなら安全じゃないの?って思っている方も多いと思います。
ですが、答えはNO。
なぜかというと、Wi-Fiの名前(SSID)をそれっぽくしてしまえば、全部本物に見えるからです。
【偽Wi-Fiの例】
- at_STARBUCKS_Wi2(←ホンモノのスタバWi-Fi)
- at_STARBUCKS_WI2(←ニセモノのスタバWi-Fiの例)
②がニセモノだと気づく人なんて、ほぼいないですよね。
これは例なので、実際にこの様なWi-Fiがあったわけではありませんが、このような偽Wi-Fiの設置は、とても簡単にできてしまうわけです。
つまりフリーWi-Fiなら、見知らぬ野良Wi-Fiだろうが、有名企業のフリーWi-Fiだろうが、全て危険ということになります。
ですが、VPNを導入していた場合は、すべて安全になります。
偽のWi-Fiや悪者に侵入されているフリーWi-Fiに接続してしまったとしても大丈夫。
あなたの通信の内容は、カプセル化されているため、何もわからないからです。
あなた以外の人物は、一切あなたの通信を見ることができないわけです。
これが、VPNの最大のメリットです。
自宅のWi-Fiも実は危険|乗っ取ることができる
じゃあ自宅でしかWi-Fi使わないよ〜と言う人は安心なのかと言うと、そうではありません。
自宅のWi-Fiも乗っ取ることはできるからです。
家庭用のWi-FiルーターはLinuxなので、乗っ取りは可能です。
【考えられるケース】
ネットを閲覧
↓
PC自体がウィルスに感染
↓
ルーターがデフォルトのパスワードのまま
↓
あてずっぽで当てられる
↓
乗っ取り完了
こんな感じで侵入されたら、あなたのお家のWi-Fiルーターは、悪者が設置した野良Wi-Fiと同じになります。
ウィルスに感染したPC以外の、Wi-Fiにつながっている全ての端末が覗き放題になります。
このようなウィルスは、感染しても表に症状が出ないものが多いです。
つまりウィルスに感染したPCを使っていても「感染されたことにすら気づいていない」状態なわけです。
こうなるとあなたと家族の通信は全て、見放題になるので、さまざまな情報を抜き取られてしまいます。
この場合も、VPNを入れておくことで回避できます。
VPN接続をしていれば、万が一自宅のWi-Fiが乗っ取られていても、通信内容を盗まれることはありません。
十分なセキュリティ対策を実施していない中小企業
これまで解説した通り、無線ルーターは乗っ取ることが可能です。
つまり会社のWi-Fiルーターも同じ様に危険なわけです。
中小零細企業のインターネット接続環境は、事実上自宅のWi-Fiと同等であるケースも非常に多いです(個人向けの廉価な設備を使ってるケース)。
また、ある程度の規模になっても、セキュリティに精通したシステム管理者が不在だったり、外部の業者等で適切に管理されていない状態だと、自宅Wi-Fi同様のリスクが出てきます。
むしろ家庭よりも、重要な情報をやりとりしていたり、お金を動かすことが多い、会社の方が悪者のターゲットとしては魅力的です。
大きな会社であれば通信環境も十分な投資をしており、セキュリティ環境も十分です。
ですが中小零細企業の多くは、家庭用のネット回線、普通の業務用回線を使っているところがほとんどでしょう。
このようにセキュリティ面で危険な状態の中小企業は非常に多いので、
セキュリティに投資する余裕のない会社はとりあえずVPNを入れておく
という選択を取っておくべきです。
非常にリーズナブルな金額で、通信の安全性を一気に高めることができるので、中小零細企業には必須のツールといえます。
他にもたくさん!VPN接続をするメリット
ここまではVPNを導入する「セキュリティ面」での強みを解説してきました。
ですが、VPNを入れる目的として、他にもこんな感じのものがあります。
海外でのネット接続
海外には、ネット接続の制限をしている国が結構多いです。
インターネット通信の厳しい国では、Skypeやzoomなどの通話系IPもすべてNG。LINE電話もできません。
こうなると国際電話を使うしかなくなるりますので、ちょっと困りますよね。アダルト系の通信も全てNGですので、長期滞在だと困る〜という方も多いです。
日本人にとっては、必要不可欠なものばかりなので、これが使えないのは結構困りますよね。
ここも一部の高品質なVPNを入れたスマホやパソコンであれば、問題なく閲覧することができます。
VPNのすべてで見れるわけではありません。VPNもピンからキリまでサービスがあるので、しっかりと暗号化ができるものを選びましょう。
下の記事で、海外から日本のサイトを見る方法をお伝えしています。
海外から日本のサイトを見たい方の中でも、特に「中国から日本のサイト・サービスを見たい方」へ。
中国の場合、他の国とは異なる手順になりますので、下の記事をチェックしてみてください。
海外のサイトに接続したい
VPNサービスの一部は、接続している国を切り替えることができる機能をもっているところがあります。(サービスによります)
例えば動画サービスなどは、基本的に契約した国でしか見れないようになっています。
(権利の問題で、動画サイト側が制限している)
ですが、日本では放送されていないコンテンツを、どうしても見たい場合もありますよね。
VPNサービスの一部は、そのような時に、海外版の動画サイトを見る…といった使い方もできます。
国内での接続制限解除
日本国内でも、接続を制限されている通信は以外と多いです。
例えば…会社のPCではAbemaTVが見れない…など。
また、ホテルによっては見れるコンテンツを制限しているケースもあります。
ですがVPNを入れてしまえば、これらの環境でも全て見れるようになります。
VPN接続ですので、あなたの画面を直接見られない限り、バレることもないです。
この使い方をする人は、自己責任でお願いします…笑
背後に気をつけましょう。
オンラインゲーマー
オンラインゲームをする人もVPNを使っているケースがあります。
VPNを使うことで、通信速度が改善し、瞬間差を争うの勝負に勝ちやすくなります。
このようなケースの場合、VPNで通信速度が改善します。
- プロバイダーがオンラインゲームへの制限をかけているケース
- 適切なルーティングが行われていないプロバイダを使っている
プロバイダーがオンラインゲームの制限をかけているかどうかは、当然公表されていません。
ですが一部のプロバイダーでは、明らかにオンラインゲーム利用時の速度が遅くなる…と感じている方がいます。
オンラインゲームは通信容量が非常に大きいです。
なのでプロバイダーが一般のユーザーの通信速度遅延が起きない様に、瞬間的に制限をかけている可能性は十分にあるわけです。
VPNでカプセル化された通信は、中身内容がわかりませんので、このような特定の通信を制限する仕組みを回避することができます。
また、インターネットの通信は、必ずしも最短距離で行われいません。
例えば韓国の人とオンラインゲームで対戦している場合…
日本から韓国に直接接続していれば一番速いのですが、なぜか一度アメリカを経由して、フィリピンと通信している…みたいなことがあります。
大阪ー大阪でオンラインゲームをしていると思っていても、なぜか一度東京を経由して通信している…なんてこともあります。
この様な場合にも、一部のVPNサービスを使えば、最寄りのIPを利用して、最短ルートで接続することができます。
まとめ
VPNは難しいイメージがあって、なんに役立つのかよくわからない方も多かったと思います。
ですが通信をカプセル化(トンネリング)し、途中で中身を覗くことができなくなるという内容さえ覚えておけばOKです。
また、暗号化されていない一般の通信は、非常に脆弱で簡単に侵入されてしまうこともわかったと思います。
今のVPNサービスは非常にリーズナブルで、扱いやすくなってきました。
毎月何万円もするものではありませんから、ぜひ導入することをおすすめします。
特に
- 公衆無線LANを使う方
- テレワークで社外でも仕事をする方(自宅やカフェなど)
- フリーランスの方
- 海外に出かける方
この様な方は、安全面を考慮して、VPNを入れておく方が絶対に良いです。
VPNはトラブルの予防です。
何か起きてしまってからでは大変なことになりかねないので、予防接種のようなイメージで入れておくことをおすすめします。
今最もコスパが良く、かつセキュリティの強固さを考えると、MillenVPNが最もおすすめです。
料金も月額396円〜のワンコインから、信頼性が非常に高い最高品質のVPNを利用できるので、ぜひ頭に入れておいてください。
VPN接続サービスで迷っているのなら、MillenVPNの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
当サイトがMillenVPNを推奨する理由について、下記の記事で詳しく解説しています。
下記の記事で、MillenVPNを含む、当サイトが厳選したVPNサービス3社を徹底的に比較しています。